道外初!!回収記録180116

 

 

道外初回収記録です!!!

 

2018年1月16日に静岡県で昨年標識放鳥したカワウが回収されました。

 

カラーリング番号:A90

メタルリング番号:13D7985

性不明幼鳥

放鳥日:2017年6月18日

放鳥場所:湧別川コロニー

回収日:2018年1月16日 14:30頃

回収場所:東京海洋大学 吉田ステーション(静岡県榛原郡吉田町川尻1581番地)

移動距離:約1147

回収者:甲斐奈緒子

回収時の状況:足に釣り針が引っかかり、飛び立てなくなっていたところを保護された。釣り針を取った後、ステーション内に放鳥し、約一時間後に飛び立つ姿が確認された。

 

本個体の回収によって、北海道のカワウが本州に移動したことが確認されました。

たぶん?幼鳥は成鳥よりも移動分散する距離が長いと思われるので、北のカワウの主要な越冬地が何処かはまだまだ不確かですが、ゼロがイチになったとても重要な回収記録になりました。

発見し、捕獲し、釣り糸を外して放鳥し、当会及び山階鳥類研究所へ丁寧な報告していただいた甲斐奈緒子氏に心より感謝申し上げます!!

 

 

回収場所の吉田ステーションでは、主に井戸水を使用して淡水魚の養殖を行っており、外の池では教育研究用にニジマスやウナギ、キンギョ、ペへレイが飼育されています。ステーション内にカワウが降りてくることはほぼないですが、周辺の大井川や吉田川には多くのカワウが生息していると回収者から教えていただきました。

【東京海洋大学 吉田ステーション】

https://www.kaiyodai.ac.jp/Japanese/academics/center/yoshida.html

 

 

A90個体にはルアーが絡みついていたことから、周辺でフィッシング中のルアーを獲物と勘違いして幼いカワウが食いついた可能性を個人的に感じました。当会初回収個体も混獲死によるものでしたが、連続して人為的影響を受けた状況で回収された姿を見ると、カワウが生き延びていく道の過酷さを感じずにはいられません。

情報提供 甲斐奈緒子さん、渡辺義昭

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網走港180107

網走港:2018年1月7日

 

いつもと変わらぬ年越しをしましたが、今冬のオホーツク海は海鳥が劇的に少なくて寂しい年末年始でした。

今日は2018年一発目の網走港のカウントを行いましたが、やはり鳥影はとても少なかった…。

網走港全域でカワウ0羽、ウミウは若い個体が1羽、ヒメウ501羽を確認しました。

カモメ類ではオオセグロカモメ6羽、カモメ5羽のみでした。

カウント途中から雪で視界がほとんど無くなりましたが、主要な場所は全部見えたので個体数は問題なく抑えられたと思います。

 

それにしても…港内も周辺海上にもウミスズメ類は皆無だし、海カモ類も異様なほどに少ないです。

もしかして!?網走近郊でこの冬に安定した数が見られるのはヒメウだけかも。。

 

情報提供 渡辺義昭

一般調査 | comments(0) | -

2018新年

 

HKKの皆さま、カワウに関心興味のある皆さま

新しい年が始まりました

今年も、HKK(北海道カワウ研究会)のブログをよろしくです

 

さて、今年の調査日程が確定しましたのをお知らせします

6月9日、10日の土日の二日間で湧別コロニーでバンディングをします

参加希望の方はスケジュールを調整しておいてください

 

昨年までに89羽に紅いカラーリングを装着放鳥しました

記録されたのは死体回収の1例にとどまっています

今年は観察記録を増やしたいと思います

そのためにも6月の調査は重要です

 

これからも北海道のカワウの情報発信に努めていきますので

ご覧になっている皆さまも情報お寄せください

よろしくお願いいたします

 

会長 大館でした

 

写真は1/3の湧別コロニーです、冬眠してますね

 

お知らせ | comments(0) | -

網走港171220

網走港:2017年12月20日

 

本日は2017年最後の網走港のカウントを行いました。

網走港全域でカワウ0羽、ウミウも0羽、ヒメウ145羽を確認しました。

カモメ類ではオオセグロカモメ16羽、ウミネコ0羽、カモメ12羽、ユリカモメ128羽、シロカモメとワシカモメとミツユビカモメ各1羽でした。

前回、盛り上がっていた魚すくいは完全に終了してしまったのか?最近は全く見られなくなっています。ワカサギやチカの状況は残念ながら今年も全体的には良くなかったんだと感じています。

 

 

沖のアビ類の大群もオホーツク海から去り、能取岬から見える範囲にアビ類の姿はほぼ皆無でした。網走港内には1羽だけオオハムがいましたが、よく観察すると僅かに体を左側へ傾けていました。幸い油暴はしていませんでしたが、怪我を負ったことにより、やむを得ず港内に残っていたんだと思います。

外洋性の鳥類が目の前で観察できる時、無知だった以前の私は、ただひたすらに喜々として写真を撮りまくっていました。

しかし、沖の海鳥のダイナミックな本来の行動を知ってから、港内に佇む海鳥の多くがとても残念な状況にあることに気付き、今日のオオハムのような海鳥を見て喜ぶことは全く出来なくなりました。

 

今年、北海道レッドリストにオオセグロカモメとウミネコが追加されましたが、その他の一般的に普通と思われている海鳥の中にも懸念を感じる種が少なくありません。私達が注目している北のカワウの増加傾向は今のところ止まる気配はありませんが、他の海鳥の状況を見ていると、そろそろ自然減少に転じる可能性も少なくないのでは?とも感じたりしています。

 

今年のノルマはこれで終了。やる気の維持は年々困難になっていますが、カワウ(+海鳥)に関しては来年も今年と同じことを同じようにやろうと思っています。

 

情報提供 渡辺義昭

 

 

 

 

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網走港171203

網走港:2017年12月3日

 

本日は網走港の定期カウントを行いました。

網走港全域でカワウ0羽、ウミウ3羽、ヒメウ565羽を確認しました。

とうとう確認できたカワウは0羽となり、ウミウもたった3羽になりました。

そしてオオセグロカモメも39羽まで減少し、ウミネコは成鳥1羽だけでした。ウはもちろんですが、カモメ類も厳冬期の個体数まで減少しています。

連日真冬並みの気温が続いたので、カモメ達の移動も今年は早かったのかもしれません。

ウミネコは冬季には北海道から完全にいなくなりますが、オホーツクではオオセグロカモメも冬季には明らかに減少します。

たぶんですが太平洋側(主に噴火湾だろうか?)へ行ってると勝手に思っています。

 

さて、今年は港内の魚すくいがけっこう盛り上がっています。

昔はこの時期になるとワカサギやチカ狙いの釣人が竿を持ってずらーっと並んでいましたが、何時の頃からか釣り人はサケ釣りだけになり、ワカサギ狙いの人達は長柄の目の細かい網で直接すくうようになっています。

これが実によく捕れるようで、私の親父も数年前までは沢山捕ってきては佃煮にしてました。

昨年はあまり良くなかったようですが、今年は活気があるので成果は上々なんだと思います。

ということは、小型魚を狙う海鳥は多少良いかもしれません。

 

 

一方で港近くの浜には個人的今季2例目の油暴したオオセグロカモメが1羽いました。

この冬も油の付着した海鳥を見る機会は多そうです。

 

この記事を投稿しようとしていたら、ボウル一杯のチカが家に届きました。

ワカサギではなくチカが豊漁なのかな?・・ワカサギはあまり良い話が耳に入らないけれど大丈夫だろうか?

 

 

情報提供 渡辺義昭

 

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網走港171121

網走港:2017年11月21日

 

本日は網走港の定期カウントを行いました。

網走港全域でカワウ2羽、ウミウ27羽、ヒメウ406羽を確認しました。

とうとう確認できたカワウはたった2羽となり、オホーツク地方のカワウの季節は終わったと言って良いでしょう。冬のオホーツクにはウミウも基本的に居ないので、ウミウの季節も残りわずかという感じです。

一方でヒメウの個体数は増えており、たぶん夜には千羽以上のヒメウが網走港の堤防で寝ているはず。ですが、相変わらず腰が重々で塒入りのカウントをする気がおきません…誰かカウントして私に教えてくれると有り難い。

 

今日はけっこう近くでカワウとウミウが採餌してたので、珍しく写真を撮りました。

今時期の両種の若い個体の識別は、鳥類の中でも極めて難しい部類だと私は感じています。

顔の白い部分ははっきりしないし、遠いと黄色の部分のカタチもよくわからないし、黄色の部分は姿勢によっても随分見え方が変わるしで・・・とにかく困難です。

 

今日は近かったので少しじっくり見ましたが、この写真ではカワウの方が可愛く見えますね。

カワウとウミウの骨格についての良い資料がググればすぐに見れますが、骨では小さいウミウと大きいカワウでは大きさの重複が確認されてます。一方でカワウもウミウも雌よりも優位に雄が大きいので、上の写真の可愛らしく見えるカワウはもしかすると雌だったりするのかも??と少しだけ感じました(この辺はちょっとカモメに似てるかも)。

 

ちなみに野外観察では一般的にウミウの方がゴツく見えて、カワウの方が華奢なイメージがあるので、もっと膨大な個体数をじっくり見続ければ、誰もが見落としていた意外な識別点があったりするかも?なんて思ったりしますが…私がウをそんなに熱心に見ることはほぼ永遠にないと思います。

 

情報提供 渡辺義昭

 

 

 

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初!回収記録171107

 

初回収記録です!!

 

報告が遅くなりましたが2017年11月7日にサロマ湖(湧別町側)で今年標識放鳥したカワウが回収されました。

カラーリング番号:A80

メタルリング番号:13D7975

放鳥日:2017年6月18日

放鳥場所:湧別川コロニー

移動距離:約8

 

嬉しいと言うべきか!悲しいと言うべきか?本個体はサロマ湖内に敷設した小型定置網による混獲になります。

発見者(漁業者)が湧別漁協へ死骸を届け、その後に湧別町役場に持ち込まれ、湧別町役場から山階鳥類研究所と私達へ連絡が入りました。

そして、湧別町役場に保管されていた死骸を11/10に引き取り、現在私の家の冷凍庫に入れてあります。

役場で話を伺ったところ、小型定置網は2〜3日程度の間隔で水揚げしているそうなので、本個体は少なくとも11月になってから混獲死したものと考えて良いと思います。

 

役場から死骸を受け取った後に、目立たない河川敷で死骸を出して写真撮影をしていると…ちょうどタイミング良く河川巡視車がやってきました。そして、当然ですが色々と面倒くさい事情を説明することになり、一応ご理解いただけました。

こういう時に人はなぜ「けして怪しい者ではありません」と言ってしまうのだろう?

他者から見たら不審者なのは明らかなのに…。

 

どうでも良い話ですが、11月7日は私の43回目の誕生日でした。

なにか運命のようなものを感じています。

 

情報提供:渡辺義昭

標識調査 | comments(0) | -

無事カメラ回収

湧別川:2017年11月10日

 

本日、懸念されていた湧別川コロニーに設置していた3台目の自動撮影カメラの回収に成功しました。

集団営巣地の樹林の葉はほぼ枯れ落ちていて、コロニー内に入った瞬間にカメラの位置を特定することができました。

しかし、そこに至るまでが少々辛かった。

前回のカメラ回収時には長靴で余裕で渡渉できたので、完璧に油断していたところ、今日の湧別川はけっこう深かった…。

やむを得ず、ハーネスを外し、ズボンを脱ぎ、タイツを脱ぎ、パンツも脱いでから薄い作業ズボンだけを履いて渡渉しました。

 

 

今日はトレーニングを兼ねて残っている巣(もう古いけど)の計測とか、巣内の様子(もう何も残ってないと思うけど)をチラホラ覗いてみようとか、色々してみるつもりでした。

しかし、股間までグッショリ状態になったため、私のやる気はムスコと共に急激に縮こまり、ひとつだけ巣を覗き、高さだけ測ってさっさと木から降りました。

・カメラの地上高を実測したところ8.7mでした。

・近くに最も高いと思われる営巣木があり、カメラの高さと比較すると樹高はほぼ11mに見えました。

・最も高い位置にある巣の地上高はおよそ10mでした。

そして最後に残っている巣の数だけを数えて、再び川に入りトボトボと車に戻りました。

 

□湧別川コロニーでこれまでに数えた巣の数

2016年  3月24日:41個(前年が初繁殖と考えられている)

2017年  2月20日:93個(前年の3つの台風によって落巣した巣はかなりあったと考えられる)

2017年11月10日:442個(落巣は少ない印象だったので、今年の実繁殖巣数に近いと思われる)

 

ちなみに木の上に登ると、カメラを設置していた幹が裂けていて、グラグラしてました。

最後のひと登りは墜落係数的に良くない感じだったので、今後はもっと安全な場所に設置したいと思います。

でも…高いところからの映像はコロニーの様子がよく見えて良いんですよね。。

なので、私は多少の無理はするけれど、けして無茶はしないで調査を継続したいと思います。

 

情報提供 渡辺義昭

 

自動撮影調査 | comments(0) | -

濤沸湖・藻琴湖171107

濤沸湖:2017年11月7日

 

昨日は濤沸湖でモニタリングサイト1000のガンカモ調査を行いました。

濤沸湖では例年この時期になると多数のカワアイサが集団で採餌行動を行っていますが、その中にカワウの姿を確認することができました。

数年前まではこのような姿を見ることは無かったような気がしますが、カワアイサに混じることによってカワウも餌を捕りやすいのかもしれません。

 

ちなみに10年位前までは1000から2000の群れが3つくらい見られた濤沸湖ですが、ここ数年は1000から1500の群れがひとつしか見られなくなっています。カワアイサは大幅に減っているのかもしれません。

ちなみにちなみに今年は久しぶりに1000オーバーのミコアイサの集団が見れました!

距離はとても遠かったけどちょっと感動。

 

藻琴湖:2017年11月7日

 

昨日は濤沸湖全域でカワウ52羽を確認し、藻琴湖では19羽を確認しました。

ちょっと前までは11月に入るとカワウの姿を見なくなったような覚えがありますが、徐々にオホーツク地方での滞在時間が伸びているのかも??しれません。

 

情報提供 渡辺義昭

 

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網走港171105

網走港:2017年11月5日

 

少し遅れましたが11月5日に網走港の定期カウントを行いました。

網走港全域でカワウ32羽、ウミウ130羽、ヒメウ353羽を確認しました。

日中の港内のカワウの数は前回よりも100羽程減少し、オホーツク地方のカワウの季節も終わりを迎えようとしています。

 

情報提供 渡辺義昭

 

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