網走港190709

網走港:2019年7月9日

 

昨日、網走港繁殖堤防のカウントを行いました。

繁殖堤防にはカワウ1571羽とウミウ10羽を確認。

個体数には大きくなった幼鳥の数が含まれています。

 

繁殖堤防上の個体以外に、堤防付近の海上に幼鳥25羽を確認しました。

これから巣立った幼鳥達がどんどん分散していくことでしょう(まだしばらくは繁殖堤防で塒を取る個体が多いですが)。

 

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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湧別川2019繁殖状況

 

 

今年は4月6日以降に8回(6/24までで)湧別川コロニーの調査を行った。

昨年までは対岸に鬱蒼とした河畔林があって外部からの観察は難しかったが、幸か不幸か対岸の河畔林は皆伐され今年からコロニー全体が見やすくなった。近年、河畔林の皆伐がアチコチで見られるが、コアカゲラなどの鳥類にけっこうな悪影響が出ているような気がする。色々と理論上の根拠はあるようだが、やりすぎな気がしているのは、たぶん私だけではないはずだ。しかしながら..そのおかげで湧別川コロニーは劇的に見やすくなった。なので、このチャンスを逃すわけにはいかない。

 

8回の観察によってカラーリング個体を23羽確認し、うち12羽の巣の位置を特定し2羽で巣の推定位置を確認した。また、6/14と6/24に対岸から見えた537巣の繁殖状況を確認し、うち分析できた巣は478巣で、繁殖に成功した巣は356巣だった。繁殖に成功した巣の平均巣立ち幼鳥数は2.86羽となった。

湧別川コロニーでは幼鳥5羽の巣が複数確認されており、4羽の巣も多い印象があったので平均巣立ち幼鳥数は3を超えているような気がしていたが、実際はそれほどでもなかった。カワウの本(加藤ななえ)によると関東(千葉行徳鳥獣保護区と埼玉武蔵丘陵森林公園)での平均は1.39-1.84であり、デンマークでは2.46-2.86、グリーンランドでは3.0とある。湧別川は関東よりは優位に多いが、海外と比較すると一般的な巣立ち幼鳥数であるようだ。

なお、グラフの巣毎の推定巣立ち幼鳥数0羽の巣には6/14以降の落巣・6/24時点で抱卵・抱雛状態および雛が小さすぎる巣の数を含めている(幼鳥が巣立つ可能性が少ないと判断したため)。

 

 

調子に乗って巣の位置に巣内の幼鳥数(推定巣立ち幼鳥数)を示した図を作成してみた(6/14に撮影したパノラマ写真に6/24の観察状況を記入)。興味深いのは僅か10日の間に1本の営巣木が完全に倒壊し、1本の樹木の傾きが進行していたことだ。また、3箇所で巣とともに枝が折れて無くなっていた。倒壊した樹木の付近には巣から落ちた可能性がある幼鳥3羽と、大きな枝ごと巣が落ちた付近には巣から落ちた可能性がある幼鳥5羽を確認した。気象庁のデータベースの湧別2019年6月の記録を見ると、6/15-6/18にけっこうな強風が吹いたらしい。おそらくその頃に樹木の倒壊などが発生したと思われる。倒壊などによって落ちた巣は少なくとも10巣あり、巣内にいた幼鳥の多くが命を落としたと考えられる。木登り屋としては樹木の倒壊には極めて敏感なので、もしも自分がその場所に登っていたらと想像するとゾッとしてしまう(安全が確保できない木にはけして登りませんが…)。

合わせてカラーリング個体の巣(推定含む)の位置と推定巣立ち幼鳥数も示してみた。カラーリング個体の詳細についてはまた後日報告したいと思っています。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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赤いリングの付いたカワウを探しています!

 

拡散希望します!!

 

北海道カワウ研究会では赤いカラーリングを標識しています。

赤いカラーリングが標識されたカワウを見つけた方はご連絡いただけると感謝感激です!!

 

もしも赤いカラーリングのカワウを見つけたら・・・

 

1.カラーリングの番号を確認し、リングのある位置(右足か左足)を確認してください

 (番号が確認できなくても貴重な記録なので報告をお願いします)

 

2.可能であれば・・・ 

 カラーリングの個体の写真撮影に挑んでください

(番号が読める写真が撮れたら最高です!)

 リング個体の年齢や行動、周辺で見られたカワウの個体数も記録できればお願いします。

 難易度が高いですが金属足輪の有無と番号および位置の確認に挑戦してみてください。

 

3.記録できた情報を北海道カワウ研究会へお伝え願います!

 できるだけ正確な場所と日時と合わせて以下のメールアドレスへご連絡ください。

 メールアドレス:kitakawauken@gmail.com

 合わせて山階鳥類研究所へもご連絡いただけると一石二鳥です。

 ※山階鳥類研究所の報告先はこちらを参照ください。

 http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa

 

 

4.カワウのカラーリングは全国各地で色分けされて標識されています!

青森では青緑色が、関東では黄色が使われています。

カワウに赤色以外のカラーリングが付いていた場合は、こちらのサイトを確認しご報告よろしくお願いいたします。

http://kawaucolorring.sakura.ne.jp/colony.html

注意事項:静岡県の橙色は赤色と状況によってはよく似て見えるようです。

北海道のリングは真っ赤ですが、番号が読めない場合はリングの色を念入りにご確認願います。

 

これまでに北海道でカワウに標識されたカラーリング情報はこちらを参照ください。

■標識放鳥リングナンバー情報

 

また、これまでの回収記録はCategoriesの回収記録をご参照ください。

 

 

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回収・観察記録一覧(2019/6/23現在)

 

湧別川コロニー以外の場所では現在9例の回収・観察記録があります。そのうち番号が確認できた個体は5羽になります。昨年までの放鳥個体数が134羽なので、回収率としては3.7%になります。

最も遠方は番号不明ですが愛知県田原町(1,202km)になり、経過日数が最も多いのは東京都葛飾区で確認されたA19(981日)になります。ちなみにA19はその後に湧別川コロニーへ飛来し繁殖を確認しています。

 

湧別川コロニー外の回収・観察一覧表

 

湧別川コロニーでは現在A04・A19・A20・A22・A23・A32・A37・A46・A51・A53・A55・A57・A65・A74・A79・A82・A83・A86・A92・A95・A98・E12・E23・E39・E40・E43の計26個体の再飛来を確認しています。昨年までの放鳥個体数が134羽なので、帰還率は19.4%になります。情報量が多いので・・いずれ見やすいカタチにまとめようと思っています。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 北海道カワウ研究会

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標識放鳥リングナンバー情報(2019まで)

 

北海道でカワウに標識されたカラーリング情報は以下のとおりです。

 

■2019年6月8日〜9日:湧別川コロニー

カラーリング(左足)金属足輪(右足)

29巣・84羽(巣内幼鳥)

A42・E44〜E49・E51〜E99・X00〜X25・X27〜X28

(破損リング E50・X26)

※A42使用

 

■2018年6月9日:湧別川コロニー

カラーリング(左足)金属足輪(右足)

12巣・42羽(巣内幼鳥)

E00〜E05・E07〜E23・E25〜E43

(破損リング E06・E24)

 

■2017年6月17日〜18日:湧別川コロニー

カラーリング(左足)金属足輪(右足)

26巣・64羽(巣内幼鳥)

A28・A30・A32・A34〜A39・A41・A43〜A51・A53〜A55・A57〜A58・A60〜A75・A77〜A99

(破損リング A29・A31・A33・A40・A42・A52・A56・A59・A76) 

※カラーリングなし金属足輪のみ標識個体1羽・A42付け忘れ未使用

 

■2016年6月10日:湧別川コロニー

カラーリング(左足)金属足輪(右足)

12巣・30羽(巣内幼鳥)

HKK・HK1〜HK5・A00・A02〜A07・A09〜A14・A16〜A24・A26〜A27

(破損リング A01・A08・A15・A25)

 

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 北海道カワウ研究会

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網走港190623

網走港:2019年6月23日

 

本日、網走港繁殖堤防のカウントを行いました。

繁殖堤防にはカワウ1458羽とウミウ17羽を確認。

幼鳥が大きくなり巣の崩壊が進んでいます。

個体数には大きくなった幼鳥の数が含まれています。

ちゃんと見ていませんが、幼鳥は3羽が多めで4羽の巣がちらほらある印象。

今のところ湧別川のような5羽の巣はないみたい(たぶん)。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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2019調査風景・4・脚のタコ

撮影 19/06/09

 

今回の調査でもいろいろ新しい発見があったのです

その一つがこの写真

脚にタコのあったカワウです

不思議に思ったのはこの鳥は巣内幼鳥です

生まれて何年もたっていません、1か月ほどですよ

それなのに脚にこんなに負担がかかっているということでしょうか

野生動物が生きて行くのはいろんな苦労があるのだなあーと感じたのでした

ま、見つけたのはこの1羽だけだったのですけどね

 

会長 大館

 

 

標識調査 | comments(0) | -

湧別川2018(カメラNo.17)

カメラNo.17:2018/5/7の営巣状況

・数字丸は繁殖状況のデータが得られた巣(15巣)

・赤丸は繁殖終了時まで残っていた巣(+6巣)

・青丸は早期に消失した巣(+9巣)=計30巣

 

覚えている人がいるかもしれないが、昨年の湧別川コロニーにはもう1台センサーカメラを設置していた。

カメラNo.17は画質が悪く性能もイマイチなので、撮影間隔を長くしなるべく多くの巣が写るように設置していた。メインの2台は途中停止してしまったが、このカメラは回収時まで作動してくれたため、個体数や巣数の変化など意外と面白いことが記録されていた。カメラNo.17はセンサー30分間隔で作動時間を04:00-19:00(つまり夜間オフ)で設定し、総撮影枚数は7952枚だった。

このカメラでは3/19に初めてカワウが撮影された。その後、画像内の個体数は増加し4/24の50羽が最大だった。設置時に19個あった巣は3/29に13個まで減少し、その後カワウの個体数の増加とともに落巣と造巣が繰り返され、巣数は4月末から5月上旬の30個が最大だった。その後は主に新規に造巣された巣が落ちていき、5/25から21巣となり繁殖中の巣数の変化は止まった。

 

表の巣No.はセンサーカメラの数字丸と対応している

 

カメラNo.17で撮影された画像では15巣で大雑把な繁殖状況を知ることができた。

飛来は巣上に1羽が初めてとまっていた日、ペアは巣上に初めて2羽がとまっていた日、落巣は巣が消えた日、造巣は巣がつくられた日、抱卵は抱卵様の姿勢が撮影された日、初卵ははじめて卵が写った日・・という感じで巣毎の繁殖状況を表にしてみた(カメラNo.4と16のデータも加えた)。ちなみに、カメラNo.4の事例でもあったように、飛来から抱卵までの間に個体やツガイが入れ替わっている巣が多数あると思われるが、このカメラでは細かいことは全くわからなかった。

この表を見ると、飛来からペアまでは概ね数日程度、抱卵開始は4月中旬が多いことが伺える。そして、飛来後に落巣する巣も少なくないことがわかる。

 

推定巣立ち幼鳥数は巣の上で確認できた大きく育った幼鳥の数だが、遠方の巣はもしかすると見落とした個体がいるかもしれない(ほぼ大丈夫だとは思っている)。この表を使えば平均巣立ち幼鳥数を出すことが可能と思われるが、途中で繁殖失敗した巣の記録をどう扱うかがよくわかっていないので平均は出していない。例えばカメラNo.4の幼鳥数は0として扱うべきか?繁殖を始めたけど落巣などで消えたペア数(一番上の写真の青丸の巣)はどうするの?など…(勉強不足ですみません)。ちなみに昨年の標識調査では幼鳥5羽がいた巣が2巣、4羽が4巣、3羽が6巣を確認している。これだけだと平均3.67羽という驚異といえる数になるが、この個体数は巣内にいた小さい雛も入っているので、実際に巣立ちまで大きくなった幼鳥はやや少なくなるだろう(おおむね平均3羽程度か?)。

 

写真左:設置時2/10・写真右:回収時10/14

 

最後に、繁殖終了頃に21巣あった巣は、7/18頃から崩壊がはじまり10/14の回収時には12個になっていた。昨年10/14は残存している362巣を確認(センサーカメラ2018回収の記事)したが、落巣の割合がコロニー全体で同程度であるのなら繁殖巣が600以上あったと推定できそうだ。

 

これにて2018年のセンサーカメラは終了。まだまだ考察すべき点はありますが、その辺はまたゆっくり考えていきたいと思います。ちなみに現在の湧別川にはカメラ7台設置中。1台を除いてちゃんと動いているはずなので、回収後のことを考えると少し憂鬱になります。それから…来年「一年前の本日シリーズ」をやるかどうかは未定です(なるべくやらないつもり)。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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2019調査風景・3


撮影 19/06/08

 

湧別コロニーの近景です

人が写っていますから樹木の高さは推測できます

1本の樹に多い処では8個も巣がありますので、やりようによってはとても効率よくできます

けど、安全に木登りが出来る有資格者は少ないので、そこが悩みどころです

調査チームとしては、1本の樹に最低2人、装着と記録で3人は必要です

後は、カヌーを操れる人も必要かな?

 

これを見ている人で来年参加したくなった人はご連絡お待ちしております

 

会長 大館

 

 

 

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湧別川180618

 

一年前の本日、カメラNo.16が止まった。上の写真が最後の一枚。

理由はわかっている。カメラNo.4と同じ理由だ…。

その理由については説明が面倒なので割愛させていただく。

(もうこの理由での停止は2度と起こさないことを誓う!)

あまりいないとは思いますが、最後まで見たかった方には本当に申し訳ありません。

 

ということなので、この先の幼鳥達がどう育ったかについては・・残念ながらわかりようがない。

しかし、ここまでの成長段階が記録できたので、とりあえず良かった。

カメラNo.16ありがとう!!

 

ちなみにカメラNo.16は今年の湧別川にも設置している。

どのカメラをどの木に設置したかは覚えていないので、今どの巣を見ているのか回収時までわからない(次回はちゃんとやろう)。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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