日の出前の群

撮影 19/04/30

 

日の出前にコムケ湖の上空を飛んで行くカワウの群れです

正確なカウントはしなかったのですが、この群れの他にもかなりの数が飛んで行った

湧別コロニーから採食に向かう群れなのか、何処かに向かう群れなのかは不明です

ただ、コムケ湖には降りませんでした

 

この時間10羽以下の群れがいくつも湧別方こに飛んで行きました

それらは湧別コロニーに戻る群れなのでしょうか?

 

私には解らない事ばっかりです

 

会長 大館でした

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湧別川190416

湧別川コロニー:2019年4月16日

 

先日のカラーリング個体探索の時に変な色の前年生まれのカワウを見た。

普通の若い個体よりも明らかに薄い褐色であったが、白変とまでは全然言えない微妙な色合い。

中央尾羽の2枚は濃いグレーの羽に換羽していたけれど、普通の黒よりはちょっと薄い印象。

全部生え変わったら普通の色になるのだろうか?

ちなみに、前に濤沸湖でもっと薄い茶色のカワウを見たことがある(写真あるのでそのうち公開します)。

 

まだ見たことがない純白のカワウにいつか出逢いたいものです。

 

右上:4/6のカメラの様子・右下:4/16のカメラの様子

 

4/6には全てちゃんとしていたセンサーカメラのうちの1台が残念な感じになっていた。

糞害対策のためのカバーの布部分がめくれてレンズ前を覆っている。

もはやどうしようもないので標識調査時に直そうと思う…。

簡単に外れないようにしていたつもりですが、現実がこうなので準備が甘かったとしか言いようがありません。

結果が全てです。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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濤沸湖190414

濤沸湖:2019年4月14日

陽炎の中を飛ぶカワウと残氷にとまるオオワシ

 

本日、モニ1000ガンカモ調査で濤沸湖の水鳥のカウントを行いました。

カワウは湖内全域で約30羽を確認しました。

 

今春のオホーツクは低温の日が多く、濤沸湖の解氷もかなり遅くなりました。下見で4/11に湖の様子を見た時には、なんと!まだ湖全域の3割程度が結氷していて驚きました。

昨年も解氷がかなり遅く、近年寒い春が増えている印象が強くありますが、太陽活動が衰退し極小期を迎えつつあるからなのでしょうか?(ちなみに湖の完全結氷は年々遅くなっている)

4/11時点では調査日を延期する羽目になるのでは…と心配しましたが、それから一気に気温が上がり湖の解氷も一気に進みました。そのおかげで、本日の濤沸湖はほとんど全域が無事開き、なんとかぎりぎりで調査ができました。

しかし、解氷直後で低水温の中での急激な気温上昇によって(たぶんですが)、過去最強クラスの陽炎が出現しました。遠方のカモの識別はお手上げとなり、残念ながら種不明カモ類の個体数がとても多くなってしまいました。

 

 

先日の湧別川コロニーのカワウを見たあとに、会長と近郊のガンの群れを見てきました。
コムケの会のブログ(2019/4/9の記事)に詳細がありますが(私が見たのは4/6です)、オホーツクではこれまで見たことがないオオヒシクイとマガンの大群がいて、まるでサロベツ原野にいるような雰囲気で本当に驚かされました!

(あとシジュウカラガンとマガンの雑種らしい?変に顔の白いガンも2羽いた)

濤沸湖周辺のヒシクイは亜種ヒシクイのみで、稀にオオヒシクイが数羽見られる程度なのがこれまでの常識です。しかし、濤沸湖から比較的近くに大きな群れが入るようになり、これから増加傾向が加速する印象があるので今後の亜種識別は慎重に行わなければなりません(いずれ種ヒシクイのみのカウントに切り替えるかも)。

ちなみに今日の濤沸湖にはヒシクイが945羽入っており、何度も確認しましたがオオヒシクイは確認できませんでした(2〜3羽程度の見落としは否定できない)。とりあえず一安心・今日もしもオオヒシクイだらけだったなら、今までのカウントの信憑性がゼロになってしまうので…。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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カワウ情報2019(越冬〜初認)

 

2018年〜2019年の越冬から初認までの北海道カワウ情報をまとめてみました。
今年も会長と私を含めた道内各地の8名から確認情報が集まりました。

12月〜2月の記録は青字で場所・日付と個体数を記載し、3月の記録は日付と場所を赤字で記載しています。

情報を送っていただいた皆様に感謝申し上げます!!

 

勇払郡厚真町:2019年1月1日(先崎理之さん撮影)

 

参考までに過去の情報はこちらを参照ください。

■ カワウ情報2018(越冬〜初認)

■ カワウ初認情報2017

■ カワウ終認・越冬情報2016-2017

■ カワウ初認情報2016

 

北海道のカワウ達は続々とコロニーに集結し求愛造巣からまもなく抱卵に入ります。どこかでカワウの営巣コロニーを見つけた方は、北カ研へご一報頂けると大変嬉しいです!!

尚、上記に追加したい情報がありましたら、すぐに追加修正しますので遠慮なくご連絡ください。

連絡方法は北カ研のメールアドレスでも会長や私の個人アドレス(FacebookやMessengerも可)でも伝わればなんでもOKです!

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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カワウの旅2019・考察

愛知県知多郡美浜町(2019年2月8日)

鵜の池の売店にあった数少ない鵜グッズ(妻はグッズが無さすぎて不満気だった)。

恥ずかしくて人目を気にしながら急いで撮影したら…ウーポンのウの字が切れていた(帰宅後に気付いた)。そして、寒い中でアイスを食べてより体が冷えた(妻は罰ゲームのようだと言っていた)。

 

カワウの旅を終えてから、北海道での代わり映えしない日々が続いている。

時と金と力を費やした割に対外的な成果は全く得られなかったが、この時期の本州のカワウを大雑把に体感できたことと、回収記録のある場所を見れたことだけは意味があるだろう。

この旅で最も痛感したことと言えば「標識個体を発見することがどれほど難しいか」ということだ。

成果は事前の準備でほぼ100%決まるとよく言われている。

旅がはじまる前に私が集めた情報は全然足りなかった。集めた情報も微妙にポイントがズレていたし、探し方もある意味で大きく間違っていた。事前の準備をもっと念入りに慎重に行って、そこにある種の奇跡みたいなものが加われば黒い友達との再会が果たせたかもしれない。

 

今回、関東から東海地方のカワウの繁殖地を見て思うことがある。

本州では冬にもカワウが繁殖していることを知識として知っていたけれど、巣立ち幼鳥があんなに沢山いるのを実際にこの目で見ると想像してた以上にびっくりした!(頭だけで知ってることなど本当には何も知っていないことを思い出した)

北海道の個体が越冬している可能性のある地域で、北海道の繁殖期とちょうど正反対の時期に子育てしているカワウが沢山いる。それを身をもって知った時に、私の脳内にこんな妄想が浮かんできた。北海道で繁殖を終えたカワウが秋に愛知に移動してまた繁殖する、そしてまた再び春に北海道へ移動して繁殖する、それをひたすら繰り返す…そんなカワウがいても不思議ではないかもしれない。もしもカワウが頻繁に発情できるのならば、部分的にでもそういうことをしているカワウが本当にいるのかもしれない。だとするならば、北海道と本州のカワウの関係は自分(いやきっと誰もが)が思っていた以上に、非常に複雑な関係性を持っているのかもしれない。

固定観念に塗り固められた思考を粉々に打ち砕き、まっさらな白紙の状態に戻って改めてカワウと向き合い直した方がいいかもしれない。

 

愛知県名古屋市・稲永ビジターセンター(2019年2月8日)

たくさんのふしぎ「水辺の番人カワウ」の著者の中川雄三氏のプロフィール写真を見て、藤前干潟に行くことがあったらマネして写真を撮ろうと思っていた。目標をひとつクリアできて良かった。

 

先に記した妄想は、やはり妄想の可能性の方が圧倒的に高いだろう。実際はこちらの方が現実的であり真実に近いはずだ!?

北海道のカワウは本州で越冬したあとに春に北海道へ帰ってきていると単純に思っていたが、それは大きな間違いで実際には本州へ移動したまま定着している個体の方が多いのかもしれない。

北海道で生まれたカワウが寒さを避けて(?)南下を続けたら、愛知まで行かなくてもそこには沢山の仲間達がいる。しかも、北へ移動を考えはじめる前の時期から子育てを始めている。再び北へ帰るのが面倒になったり、越冬中に気に入ったツガイ相手が見つかったり、冬の本州は北海道の初夏(年によっては)くらい暖かいなど、残る理由はいくらでもあるだろう。水元公園で複数回確認されたA19個体は、そんな風に思って本州に残ることを決めた1羽なのかもしれない。2月16日に完全な生殖羽を身にまとっているということは、少なくとも北海道まで戻る気がないことを表し、水元公園もしくは近郊のどっかで繁殖する意志を示しているように思われる(真実はまだ闇の中ですが…)。

 

この旅を終えた今、これまで回収記録をご報告いただいた皆様への感謝の気持ちがさらに強くなりました。自分で探し回ってみて、赤いリング個体を発見することがどれほど難しいかがよくわかりました。

以前にも書きましたが、標識調査は多くの方のご協力によってはじめて成果が得られます。

発見した個体に注目し、手間暇かけて調べ、面倒なご報告をしていただけたこと、改めて心より感謝申し上げます!

北海道のカワウを知ることは日本のカワウを知ることに大きく貢献できると思うので、今後とも北カ研をどうぞよろしくお願いいたします。

 

■赤いリングの付いたカワウを探しています!

情報提供 渡辺義昭

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カワウの旅2019・DAY6+α

宮城県伊豆沼(2019年2月14日)

 

静岡の帰省を終えた後は、北国で繁殖する渡り鳥のようにほぼ一直線に北上した。

ただそれだけでは面白味が全く無いので、途中下車的に伊豆沼に立ち寄り久しぶりにマガンの塒立ちを見た。

たぶん伊豆沼でガンを見るのは20年とちょっとぶりだったはず。

高校卒業後に海上自衛隊に入隊した私は、関東各地や硫黄島などの基地に勤務していた。

その頃に何度かこの沼へ来てガンを見たことがあったのだ。

 

宮城県栗原市(2019年2月14日)

 

朝の塒立ちを観察したあとに周辺を一通り回ってみると、緑色の首輪(H62)が標識されたマガンがいた。

伊豆沼周辺ではよく観察されている個体であろうが、帰宅後に報告した。そしてこのマガンが、この旅で唯一確認できた標識個体となる。

赤いカラーリングが標識された黒い友達(相手は私のことを捕食者の一種と思っているはずだが)を探してきたが、赤は言うまでもなく黄色も白もその他の色も、たった1羽ですら発見には至らなかった…。旅が始まる前にはどっかで1羽くらい見つけられると思っていたが、なんて情けないことだろう。探しに行けば出逢えるなど、考えが甘すぎた。何も成果を残せず残念感でいっぱいだ。

 

青森県八戸市・新井田川(2019年2月14日)

 

伊豆沼付近では全部で21羽のカワウを見た。繁殖羽の個体がちらほらいた。

宮城を出発し東北自動車道を使って八戸に入る。最高速度が110kmの区間を体験したが、西からの暴風に車体が振られて少々恐ろしかった。

そして、八戸の新井田川で極僅かのカワウを観察し、翌日の夕方に自宅に着いた。

総走行距離は4,517kmだった。  ・・おわり。

情報提供 渡辺義昭

 

 

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カワウの旅2019・DAY6

滋賀県長浜市・湖北水鳥公園と竹生島(2019年2月9日)

 

とうとう琵琶湖まで来た。沖には一度見ておきたかったカワウで有名な竹生島が見えた。

湖岸からスコープを70倍にして念入りに観察してみると、少数のウ(たぶんカワウ)が飛んでいるのが見えた。しかし、想像とは全然違ってかなり少ない様子だった。

後に、湖北野鳥センターと琵琶湖水鳥湿地センターの展示で知ったのだが、竹生島のカワウは北海道よりひと月ほど早い春から繁殖がはじまるそうだった。情けないことによく知らなかったが、考えてみればここは日本海側に近く冬の寒さはけっこう厳しいのだろう。

前日に無数のカワウの子育てを観察し、この旅でもっとも西へ来たのでなんだかとても不思議な感覚になった。

 

滋賀県長浜市・山本山のおばあちゃん(2019年2月9日)

 

オホーツクから一番遠くへ来て、なぜかオオワシとハクチョウを見る。

全然知らなかったのだが、湖北野鳥センターでは1羽のオオワシが有名らしい。

20年以上連続して越冬しているそうで、山本山のおばあちゃんという愛称で親しまれ、センター内にはこのオオワシの展示だけで一室が使われていた。こんなに長期に詳細に記録され続けているオオワシは他にいないのではないだろうか?オオワシを見慣れた私にとって、山本山のおばあちゃんの展示には学ぶべき点が多く、そして本当にびっくりさせられた。

 

ここまででカワウの旅は一時休止する。その後、琵琶湖から奈良県の「こうもり博物館」へ移動し、東洋蝙蝠研究所の研究発表会に参加する。その次に妻の実家(静岡県)で少しのんびりした。・・そして旅は終わりに向かう。

情報提供 渡辺義昭

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カワウの旅2019・DAY5その2

愛知県名古屋市・藤前干潟周辺(2019年2月8日)

 

愛知県はカワウの国な感じがする。北海道からここまでカワウの姿を求めながら移動し続けてきたが、愛知に入ってから移動中の車窓から見えるカワウの姿が明らかに増えた(それまでは移動中にカワウの姿を見ることはほぼ皆無だった)。

実際の生息数がどのような感じなのか、無知な私にはわからないが、愛知県がカワウにとって重要な生息地であることは間違いないだろう。伊勢湾や濃尾湾に注ぎ込む河川が多く、藤前や汐川などの有名な干潟がある。各地に溜池も多くみられ、割と近隣に琵琶湖や浜名湖がある。多様な水辺環境が多様な魚種を育んでいることが想像され、年間通して十分な餌資源が得られるに違いない。きっと、有名な繁殖コロニー以外にも、各地にねぐらや繁殖地が多数あるのだろう。

 

藤前干潟の稲永ビジターセンターでは遠くの護岸にいる60羽程のカワウを見た。

センター内の展示にはカワウに関するものが多かった。

近くの集合住宅の壁に素敵なイラストが描かれていた。

国道23号の庄内新川橋近くの送電鉄塔にあるコロニーを見た。重なって見えづらかったが100羽弱に50個ちょっとの巣があった。まだ抱卵していないらしく、多くが造巣途中の様子だった。

 

愛知県弥富市・弥富野鳥園(2019年2月8日)

 

弥富野鳥園に到着すると、伊勢湾岸自動車道のすぐ横にカワウのコロニーがあった。

本館にはやはりカワウに関する充実した展示があった。

本館横の樹林には、びっしりとビニールテープが張り巡らされていた。坪井潤一氏の著書「空飛ぶ漁師カワウとヒトとの上手な付き合い方」で紹介されているビニルひも張りの実物なのだろう。コロニーの規模拡大防止のために設置されているはずで、見た目は悪いが樹林を守るためには致し方ない。事実、ビニールのある場所の樹木は元気だったが、無い場所には多数のカワウの巣があり、樹木の痛みはかなり進んでいる様子だった。

野鳥園を一通り眺めたあとに、道路沿いにカワウのコロニーを見に行った。道沿いには卵の殻があちこちに落ちていて、幼鳥っぽい死骸がひとつあった。弥富野鳥園のコロニーは大きく、カワウが何羽いて巣が何個あるのかよくわからなかった(数える気もなかったけど…)。興味深かったのは鵜の山では巣立ち幼鳥が多かったのに対して、弥富では抱卵中から小さめの雛が多めに感じられたことだ。ディスプレイしている個体もちらほらいた。割と近くにあった送電鉄塔のコロニーとも繁殖ステージに若干のズレがあり、場所毎の違いが感じられて面白かった。周辺の餌の状況や気象条件や地形や人為的影響などなどの些細な違いが、繁殖開始時期に意外と大きく影響しているのだろうか?

 

そしてもう少し旅はつづく。

情報提供 渡辺義昭

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カワウの旅2019・DAY5その1

愛知県知多郡美浜町・鵜の池(2019年2月8日)

 

カワウの聖地と言っても良さそうな場所、鵜の山までやってきた。

よく晴れていたが北からの強い風が冷たい。

早速、鵜の池を覗いてみる。

やや広い池の周囲にカワウが点在し、カウントしてみると見える場所に217羽16巣を確認した。抱卵中の個体や、巣立ったばかりと思われる幼鳥や、ディスプレイを行っている個体など、繁殖ステージは様々な感じだった。

 

愛知県知多郡美浜町・菅田池(2019年2月8日)

 

事前の情報収集でも鵜の池にあった看板にも、現在のコロニーの主体は東側にあるということで、地図を見ながら菅田池と菅苅池に行ってみる。

菅田池はすぐ見つかった。そして池の周囲の樹林が純白に輝き、無数のカワウがとまり、周囲を飛び交っている姿が見えた。鳥(カワウ)が沢山いると失った気力も回復する。やる気が湧いてくる。文字での表現が難しすぎるが「ゴアッ・ゴアッ・ゴアァァァ・・ピィェェ・ピィェェ・ゴーアァ・・」と、親の声に雛の小声が交じる大規模コロニーの音はなかなかのものだ!

ざっと、池のカワウを覗いてから、菅刈池に行ってみる。

狭い農道を辿って池にたどり着いたが、池の周囲の樹林は少なく、カワウの巣は無く個体も少しだけだった。

かつて菅刈池にも多数のカワウが繁殖していたはずだが、樹林が傷んで消失し、カワウが去ってだいぶ時が経ったのだろう。すぐに菅田池に戻る。

 

愛知県知多郡美浜町・菅田池(2019年2月8日)

 

菅田池のコロニーはなかなかの見応えがあった。数えようがない雰囲気でびっしりいるカワウ達は、とてもざっくり数えてみると少なくとも800羽以上いたらしい。巣は250〜300個ほどだろうか?コロニーの一角にアオサギが20羽弱みられ、造巣中の巣が5個あった。

池の周囲には巣立ったばかりであろうカワウの幼鳥が沢山いた。巣内の雛も中型から巣立ち間近のものが多かったように感じられた。ということは、菅田池のカワウの多くが10月後半から11月頃に求愛造巣を行い、産卵・育雛に入っていったということだろうか?北海道では4月初めにコロニーに飛来し4月末から5月頭に産卵し7月に幼鳥は巣から離れている。

菅田池ではこの先、幼鳥が巣立って空いた場所から順番に、新たなツガイ(もしくは子育てを終えたツガイ?)が繁殖をはじめ、一年中終わること無く子育てが続いていくのだろう。想像するとなんだか凄すぎる。

それから、菅田池では巣内雛は2羽が多く、3羽の巣が点在しているような印象を受けた。湧別川や網走港では圧倒的に4羽の巣が多く、湧別川では5羽の巣もいくつか確認されている。どうやら、今の北海道の餌資源はカワウにとって極めて良好らしい。

 

そして、私達は聖地巡礼を終えて次のカワウを探しに行く。

情報提供 渡辺義昭

 

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カワウの旅2019・DAY4

静岡県焼津市・大井川(2019年2月7日)

 

「いつでも探しているよ〜どっかにカワウの姿を〜♪」と、どっかで聞いたことがある替え歌が助手席から聞こえてくる。

2/7の早朝はA90個体が確認された静岡県榛原郡吉田町付近にある大井川河口域からカワウの捜索をはじめた。しかし、大井川では遠方の中洲にとまる1羽と流木にとまる1羽の計2羽のカワウしか見つけられなかった。

そして、そこから水辺を横目に見ながら西へ進む。

 

静岡県湖西市(浜松市)・浜名湖(2019年2月7日)

 

浜名湖到着。弁天島付近の砂州にカワウ46羽と若いウミウ1羽がいた。すると、その先の上空にカワウの大群が飛んでおり、行方を追うと湖の東側の奥へ降下し建物に遮られて見失った。事前の情報収集で浜名湖東側にコロニーがあることを確認していたので、早速そちら方向へ移動してみる。すると、運河なのか湾なのかよくわからないが、大きな水路沿いの樹林が真っ白になっていた。地図で位置を確認し観察しやすそうな場所へ移動する。

 

静岡県浜松市(2019年2月7日)

 

この旅で最も多いカワウがいた!それはカウンターで数えるとほぼ450羽で、見えた7個の巣の中に抱卵様の個体を1羽だけ確認した。見える部分の樹木のほぼ全てが完璧に枯れており、巣が掛けられそうな樹木のほとんどが観察地点からは見えず、実際の営巣数は全然わからなかった。ここでは普通に木にとまっている個体が多かったため、1羽づつ割としっかり足を確認することができたが、敗北した。原因は不明だが、首吊り死している死骸がひとつあった。

観察しているとコロニーに入ってくる個体もいれば、出ていく個体もいた。気温が高く暖かな日差しの下でのんびり観察しようと思ったが、徐々に出ていく個体が増えて樹木にとまる個体が明らかに減り、私達は移動することにした。どういう日周行動をしているのか知らないが、朝の採餌が終わった後に一度コロニーに戻り、休息後に再び採餌に出ていった?ような印象を受けた。そして、夕刻にはかなりの個体数がこの場所に塒をとっているのだろう。本来ならばその時間帯に探索すべきなのだが…。

そういえば、浜名湖周辺ではミサゴをよく見た。全面コンクリートと建物に囲まれた水路際をチュウヒが飛んでいて驚いた。近年メガソーラーの建設などでチュウヒの生息環境の悪化が進んでいるようだが、細分化された餌場や休息場所を移動する際に、やむを得ずこういったルートを通らざるを得ないのかもしれない。

 

愛知県豊橋市(2019年2月7日)

 

さらに西へ進む。昔何度か探鳥した汐川干潟周りを巡ってみる。以前来た時はもっと田舎風情の田園が広がっていたような気がしたが、建物が増え堤防には簡単に立ち入れず、随分と不自由になってしまった印象を受けた。周辺をうろうろしてみると繁殖コロニーがあった。早速チェックしてみるとカワウ113羽33巣を確認した。ここでは幼鳥のほとんどが親と同大になっていて、そろそろ巣から出て動き回る、もしくはすでに動き回っている時期になっていた。

 

愛知県西尾市(2019年2月7日)

 

汐川干潟周りでこの日の探索を終えようと思っていたのだが、日暮れまで時間が残っていたので、気力が萎えきる前に一気に推定A不明個体が観察された西尾市西幡豆町を探ることにした。

倉橋さんからいただいた情報の場所へ到着し、堤防上に黒い点が見えたのでスコープを向けてみると…カワウではなくヒメウだった。愛知ではカワウよりもヒメウの方が明らかにレアであろうが、私がここまで見に来たのはカワウなので申し訳ないが残念感が半端なかった。付近には無数のホシハジロがいた。カモメ類も多かった。全部じっくり見れば何か珍しいのがいたのかもしれないが、この旅ではカワウ以外の鳥を見る気力は全く無いので全て無視し、残念な気持ちでこの日も捜索を終了した。

ここまでの走行距離は2,094km。時間と労力を使った割に成果ゼロ。そして、気力もゼロになる。

でも、まだ旅はつづく。

情報提供 渡辺義昭

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