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北海道カワウ研究会

北海道のカワウを調べています。
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釧路市の観察記録

2017.11.04 Saturday 16:23

網走湖:2004年8月21日(私が北海道で初めて撮影したカワウ)

 

すっかりご報告が遅くなりましたが、北海道海鳥保全研究会の矢萩さんから嬉しい連絡がありました。

北海道海鳥保全研究会の会報「北の海鳥」第五号が発行され、釧路市のカワウの観察記録が報告されています。

 

以下のURLから北海道海鳥保全研究会のホームページを参照し、「Newsletter」のページにて北の海鳥第五号のPDFをダウンロードできます。

□北海道海鳥保全研究会のホームページ

http://hseabirdconservati.wixsite.com/hseabirdconservg

 

矢萩さんによる今回の報告は、観察例の少なかった釧路地方でのカワウの増加時期を記録した大変貴重なものです。

是非ご一読を!!

 

情報提供 渡辺義昭

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水辺の番人カワウ

2017.11.03 Friday 07:55

「月刊たくさんのふしぎ:水辺の番人カワウ 中川雄三」

カワウな方々の間では既に手にされた人が多いと思いますが、私も発売と同時に購入した本です。

 

当ブログでのご報告が随分と遅くなってしまいましたが、購入直後になんと!この本の著者の中川雄三氏から連絡があり、当会へ1冊謹呈して頂きました!!

この本ではカワウの基本とその存在意義を解りやすく学ぶことが出来ると思います。

水中で魚を襲う写真に驚き、水辺の番人の意味に深く感動しました!

今後、カワウに関わる全ての人に熟読していただきたい1冊だと私は強く感じています。

 

ちなみに写真は網走港のカワウが繁殖している堤防を背景に撮影したものです。

私は堤防で繁殖するカワウを数え続けているけれど、その生態については残念ながら未だに多くが不明のままです…。

 

情報提供 渡辺義昭 

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ウミウとの識別

2016.02.07 Sunday 11:30
ウ類の識別について最初に伝えなければならない恥ずかしい話があります。私が観察を続けている網走港の堤防では、現在多数のカワウが繁殖しています。しかし、観察を始めた2007年から2012年までの6年という長きに渡り、私は網走港で繁殖しているウ類は全てウミウだと完全に思い込み、フィールドノートにはウミウの繁殖数として記録し続けていました。ところが、残念なことに真実は全く異なっていました。網走港で繁殖しているウ類の99%がカワウであり、ウミウは見える範囲に数ツガイしか営巣していなかったのです・・・。
中学生の頃から鳥を見てきた私にとって、多々ある誤認の中でも最大最悪の事態に心底落ち込みましたが、問題に気付いた2012年冬以後の2013年からの調査では、確実な識別を徹底することによって、知られざる堤防上で繁殖するカワウの実態が少しずつ見えはじめています。
 

 
ウの仲間の識別は難しい、特にカワウは川にいてウミウは海にいると思い込んでいると、大変痛い目を見ることになります。私はカワウが海鳥であり、海にも普通にカワウがいることを知っていたにも関わらず、まさかそれが堤防上で、しかも沢山繁殖しているなんて夢にも思いませんでした。先入観は恐ろしく、脳内に張り付いたイメージはなかなか消え去りません。しかし、見るべきポイントに気付いてしまえば簡単に間違うことは無くなるので、ウ類の識別で私が最も重要視しているポイントをご紹介します。
それは顔の白色部の大きさと形になります。嘴の黄色の形や翼の色などの識別点も近距離では有効ですが、顔の白色部は特に繁殖中の個体でよく目立つので、遠方からの観察でも精度の高い判別が可能であり、とても使える識別点だと思っています。尚、堤防で繁殖しているカワウは主に樹木の枝を利用した巣を使い、一方でウミウは主に海藻を使った巣で子育てしています。繁殖地によっては巣材の違いが明確ではない場所があるので十分な注意が必要ですが、顔を全く見せてくれない巣上の個体をカウントする場合などで、巣の材質の違いはとても参考になっています。

*本記事は北海道海鳥保全研究会の会報「北の海鳥」第二号に掲載した記事を一部修正したものです。
http://hseabirdconservati.wix.com/hseabirdconservg#!newsletter/cg6n

カワウとウミウの識別については以下のPDFも参考になります。
【環境省】カワウとウミウの見分け方
http://www.biodic.go.jp/kawau/d_hogokanri/hunt_leaflet.pdf
副会長 渡辺義昭
 
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カワウのほん

2016.01.28 Thursday 18:22
当会の幹事を務めていただいている加藤ななえ氏による「カワウのほん」を紹介させていただきます。
日本のカワウを知る上で知っておきたい情報が網羅されていますので、是非ご一読をよろしくお願いします。

【バードリサーチ】カワウプロジェクト
カワウのほん (加藤ななえ著)
http://www.bird-research.jp/1_katsudo/kawau/kawaubook.html


もっとカワウについて知りたい方は、カワウに関する情報が豊富なサイトを左に表示しましたので、そちらから各サイトへ移動して下さい。
すべてのサイトをじっくりと読みこめば、日本のカワウのスペシャリストになれること間違いなし!だと私は思っています。
(沢山あるので私自身、まだ全てを見きれていません・・・)

副会長 渡辺義昭
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北海道のカワウの基礎知識

2016.01.27 Wednesday 11:08


私が北海道でカワウを初めて見たのは、たぶん2004年が最初だったと思います。私のパソコンに残されているカワウの写真の中で、道内で撮影した最も古いものが上の一枚になります。これは2004年8月21日に網走湖・呼人漁港内で撮影しました。この日の呼人漁港には15羽のカワウが堤防などの人工物上で休んでおり、当時道内ではまだ珍しかったカワウを一生懸命観察したことを懐かしく思い出しています。

北海道でカワウの観察例が増えてきた当時の状況は、(公財)日本野鳥の会が発行しているStrix Vol.25で発表された、当会顧問を引き受けていただいている藤巻裕蔵氏がまとめられた論文がとても参考になります。Strixは現在 Vol.25まで全文がインターネット上で公開されており、以下にこの論文のURLを記載しておきます。この機会に是非ご一読をよろしくお願いします。

副会長 渡辺義昭

■日本野鳥の会北海道ブロック協議会 2007.
北海道におけるカワウとミヤマガラスの最近の生息状況. Strix 25 109-117.
https://www.wbsj.org/nature/public/strix/25/strix25_13.pdf
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