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網走港171121

網走港:2017年11月21日

 

本日は網走港の定期カウントを行いました。

網走港全域でカワウ2羽、ウミウ27羽、ヒメウ406羽を確認しました。

とうとう確認できたカワウはたった2羽となり、オホーツク地方のカワウの季節は終わったと言って良いでしょう。冬のオホーツクにはウミウも基本的に居ないので、ウミウの季節も残りわずかという感じです。

一方でヒメウの個体数は増えており、たぶん夜には千羽以上のヒメウが網走港の堤防で寝ているはず。ですが、相変わらず腰が重々で塒入りのカウントをする気がおきません…誰かカウントして私に教えてくれると有り難い。

 

今日はけっこう近くでカワウとウミウが採餌してたので、珍しく写真を撮りました。

今時期の両種の若い個体の識別は、鳥類の中でも極めて難しい部類だと私は感じています。

顔の白い部分ははっきりしないし、遠いと黄色の部分のカタチもよくわからないし、黄色の部分は姿勢によっても随分見え方が変わるしで・・・とにかく困難です。

 

今日は近かったので少しじっくり見ましたが、この写真ではカワウの方が可愛く見えますね。

カワウとウミウの骨格についての良い資料がググればすぐに見れますが、骨では小さいウミウと大きいカワウでは大きさの重複が確認されてます。一方でカワウもウミウも雌よりも優位に雄が大きいので、上の写真の可愛らしく見えるカワウはもしかすると雌だったりするのかも??と少しだけ感じました(この辺はちょっとカモメに似てるかも)。

 

ちなみに野外観察では一般的にウミウの方がゴツく見えて、カワウの方が華奢なイメージがあるので、もっと膨大な個体数をじっくり見続ければ、誰もが見落としていた意外な識別点があったりするかも?なんて思ったりしますが…私がウをそんなに熱心に見ることはほぼ永遠にないと思います。

 

情報提供 渡辺義昭

 

 

 

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